ブラジル への旅支度

コパカバーナ



長い長いフライトを経て、ボサノヴァの父の名を持つ、アントニオ・カルロス・ジョビン国際空港(旧・ガレオン国際空港)に着いた私たちを待っていてくれたのは、清水さんという日本人ガイドさん。故・逸見政孝氏を彷彿とさせる、ブラジル歴30年を越えるおじいちゃん。

しかし……さすがに暑い!(ホントは暑いの嫌い)しかも日本の夏のように、じっとりしてる。リオ・デ・ジャネイロは、ブラジル国内のリッチでハイソな方々にとっても、ヴァカンスを過ごすために訪れる有数のリゾート地でもあるので「ビーチはムフフでうしし……なんだろなぁ」なんて暢気に考えていると、現実がすぐそこに待っていたのです。
一歩、空港を出たとたん、貧しい子どもたちが「お金くれ〜」と寄ってくる。
それを清水さんは当たり前のように無視したり、いなしたり。が、子どもたちも、めげない。
これは、出迎えをつけておいてよかったと本当に思いました。
あのつぶらな瞳を正視してしまうと、お金を与えない決意が揺らぎそうだったから。
キャンディくらいあげてしまいそうになってしまったから。

その上、空港エリアを出ると、一気に外はファベーラ(スラム街)の景色が広がる。
あるじ先生の予習のおかげで、ある程度心の準備ができていたけれど、
やはり本物のファベーラを見ると、この国が抱える貧困問題を考えずにはいられない。
そして、空港からホテルエリアまでの間に、いきなりこの風景が見えてしまうのもなんだかなぁ、と感じずにはいられない。
でも、垣間見ただけだから、えらそうなことは何も言いません。いや、言えません。

おっと、ビーチのページだった、すみません。
さて、私たちの宿泊地は、リオ・デ・ジャネイロきってのビーチリゾート、Copacabana。
Avenida Atlantica(アトランチカ通り)沿いに、弓なりに延びる白砂のビーチ沿いにはホテルや高層マンションが林立。ボサノヴァが生まれたのもこのエリア。
さんざん観た「This is BOSSA NOVA」と同じ景色だー、とちょっと感激。

モザイクの遊歩道、ジューススタンド、椰子の木……それは絵に描いたようなリゾートの風景。
さっきまでのファベーラがうそのよう。
清掃員が至る所にいて街はとってもキレイ、しかも常にマッチョな観光警察が見守っているので安心。
みんな裸に近い格好でのびのび。盗られるものが身についてなければ、そりゃあ安全だわね。
長〜く延びるビーチはなんとなく、オーストラリアのゴールドコーストっぽい。
しかしここはブラジル。少し山側へ行けばすぐ、ファベーラが待っているのだ。くわばらくわばら。

そして、オーシャンビュー指定したホテルのバルコニーから見えたのが、この景色。

コパカバーナの遊歩道は波形のモザイク(paraiaによって違う)。
砂浜の奥行きがけっこうあって、高低差もあり、
死角が多いので、案外犯罪が起こりやすいらしい


見えるかな、遠くに船。
リオ・デ・ジャネイロは世界三大美港のひとつで、
さかんに貿易船が行き交うのがよく見える


ビーチでは、日焼けしたり、呑んだり、ビーチバレー、ビーチサッカーに興じる人々。
泳いで遊ぶ、というよりはビーチでの娯楽を楽しむんですな。
ビーチでミュージシャンがライブをしたり、大がかりなイベントをすることも、よくあること
旅程の決定

そしてイパネマ。
「イパネマの娘」で有名な、イパネマですよ。
こちらも高級住宅街。門番っていうかガードマンのいるマンションばかりが目につく。
行き交う人がみんなお金持ちに見えるのは、錯覚ではあるまい。

さてイパネマは、そんな富裕層向けのファッションや、ビューティ関連のフラッグショップ、
おいしい(らしい) レストランなどが多く、ちょっとしたトレンド発信エリアになっています。
ゆっくり買い物したかったができなかった、悔いの残るエリアでもあります。

コパカバーナと同じく、街のなかにはボサノヴァの御大の足跡が多々あり(これは03_musicaで)、
本当にボサノヴァってば中産階級のボンが女の子にモテたいがために生まれたってのが実感できるわけです。
だって、道を行く女の子が、スタイル抜群の美人さんばかりなんだもん。

イパネマからレブロンまでのモザイクは鎖モチーフ。
観光地だからとはいえ、車道と自転車道、遊歩道がしっかり整備されているし、
人通りも多いので、明るいうちは安心して歩ける。
奥に見えるのは「Morro dois Irmaos(双子の兄弟の山)」


イパネマビーチはビーチバレーやビーチサッカーよりも、
日焼けしながら呑んだくれる人が多いもよう


このめちゃくちゃリゾートな雰囲気のなか、
厚着しておなかの貴重品を隠していた重装備の私たち……。
相当浮いていたに違いない

01_旅支度 02_ビーチ 03_音楽 04_ごはん 05_ホテル 06_お花
07_観光
 08_ぼん厳選ベストショット 09_旅程など 10_旅のあと 11_料理家誕生

※このページはすべて2008年12月〜2009年1月時点の情報に基づいています。
現在では変更している可能性もあるので、これから行かれる方は必ずそれぞれの公式サイトなどを確認してください。

10/04/01 up