ブラジル ブラジルのごはん

とにかく食べるものは、なんでもおいしかった記憶しかない。
ただ少し、ビックリしたこともある。そんなつれづれ。

コパカバーナ

どのホテルでも驚くほど同じものが出ました。つまりこういう朝ごはんがスタンダード、ということなのかな。シンプル極まりない朝ごはん。でも、ブラジルの人はそんなに朝ごはんに重きを置いていないから、これでいいらしい。(バナナ1本ですますくらい)

気になるメニューは、
・パン
・フルーツ
・ハム&チーズ
・たまご
・キビやウインナーなどのホットスナック
・フルーツジュース
・ヨーグルト
・べったり甘いゴイアバーダなどのスイーツ
これらをビュッフェ形式でいただく。ホテルの朝食ですから、そんなもんです。ちなみにコーヒーはもちろん、本場ブラジルコーヒー。見た目は濃ゆいけれど、飲むとさっぱりしていて非常に飲みやすい。

特筆すべきはやはりトロピカルフルーツ。さすがアマゾンの熱帯雨林を抱えるだけあって、みずみずしく、甘みが凝縮されたものばかり。特にこの時期は、バナナとパイナップルが旬だったらしい(そもそもこのふたつに旬があることも知らなんだ)。本当においしい! ブラボー、天然の完熟。

しかしどうしてもダメだったのが、スイーツ。これは甘すぎる。ゴイアバーダはグアバを砂糖で煮詰めた、羊羹のようなシロモノなのだけど、いや〜、無理でした。ごめんなさい。


たまごとウインナー。定番よね。


パン。種類が豊富。


たっぷりのフルーツ。あまくてすっぱくてたまらん。


ハム&チーズ。チーズはミナス産のものが有名。
意外かもしれないですが、ブラジルではチーズも作ってるのです。
ブラジルごはん

ブラジルの人たちは、朝は、上に挙げたようなシンプル朝ごはん。
お昼は、ポルキロ(量り売りのビュッフェ)や、ベーカリーのサンドイッチなどが多いのかな。
そして夜は家族で時間をかけて、ゆっくり家庭料理を楽しむそう。

さて、ブラジルの料理というと、何を思い浮かべますか?
「バーベキュー?」「ケバブ?」……残念ながらハズレ。(バーベキューって調理法の名前だし。ケバブって国違うし)

うーん、確かにブラジル料理は、日本ではまだニッチなのかもしれない。
でも、非常に豊かな食文化を持っていることは知ってほしいな。それだけでも旅の楽しみは広がるってもんです。

ブラジルの食文化がなぜ豊かなのかというと、ズバリ移民の国だから。
もともと内陸にいたインディオ(原住民)、大西洋を渡ってやってきたポルトガル人、奴隷として連れてこられたアフリカ人、そして20世紀以降の日本をはじめとするアジア人、ヨーロッパ人などなど、多くの人が自国の食文化をたずさえて、ブラジルに住み着いたわけですから、そりゃあもう、たくさんのレシピが持ち込まれたのでしょう。
それらを現地でまかなえる食材でアレンジして、アレンジして、アレンジして、今のブラジル料理に進化したわけです。

なので、ブラジル料理と、ポルトガル料理、アフリカ料理を比べると「これって、あれじゃない?」と感じるものがたくさんあり、出自をたどることで興味深い合致が見られたりします。例えば、バカリャウ(干し鱈)。
ブラジルでは、コロッケにしたり、サラダにしたり、煮込みにしたり、なんだってアリっていうくらい親しまれているけど、これはまんまポルトガルから持ち込まれたもの。保存もきくので、ブラジルでも広く受け入れられたんでしょうな。
しかもブラジルは国土が広いので、同じルーツをもつ料理でも、エリアによって違う進化を遂げたものあって、複雑怪奇。
行く先々で、ひとつの料理をもとに、そのめくるめく歴史に思いをはせるのもロマンティック!(って私だけ?)

真ん中に、フェイジョアーダ。アフリカから連れてこられた奴隷たちが、黒豆、豚肉の残りかすを使って、なんとかおいしく安く食べられるようにと考え出した煮込み料理。ごはんと一緒に食べる。ちなみに、水曜と土曜はフェイジョアーダの日。

とうもろこしの粉を練ったポレンタ。これは付け合わせなのだが、ポレンタと言えばイタリアのもの。ということはヨーロッパ由来なのですが、普通にブラジル料理屋さんに並んでいます。アフリカでも食されているし、どっちが先だったんだろう。

これはムケッカ。海老や魚を、「デンデ油」というアブラヤシの油で炒め煮したもの。ココナツミルクが入るものと入らないものがある。これは西アフリカ由来で、ポルトガルを経由してブラジルにやってきたもの。早い話がシーフードシチュー。

ポルキロ(量り売りビュッフェ)といい、ブラジル料理屋さんといい、ビュッフェ形式が多いので、お皿の上はこうなる。肉のイメージが強いブラジルだけど、野菜も魚も豊富。特にオクラがたくさん食べられているのだけど、これもアフリカ由来。

シュハスコ。牛肉や豚肉、鶏肉を部位ごとに分けて、鉄串に通し、荒塩(岩塩)をふって、炭火でじっくり焼いたもの。このお兄さんたちがテーブルを回って、肉を一口ずつお皿に切り分けてくれる。お店によってルールがあるので、お店の人に聞きながら、必要以上に盛られないようにしたい。もともとは南部のガウーショ(カウボーイ)が牛を食べるときに使った調理法。

アマゾンの恵み、アサイーです。真っ黒なのはポリフェノールのせいでしょう。俗に「目によい」、「健康によい」、「抗酸化作用がある」なんて言われていますが、信頼おけるデータはないもよう。ブラジルの街角に多く見かけるジューススタンドで、こんな感じのピュレがいただけます。が、これ、顔より大きいカフェオレボウル……お腹いっぱいで食べきれないヨ。
ブラジルでごはんを食べるたび、「いいシステムだ!」と思ったのが、ポルキロ。自分の食べる量だけよそって、その量のぶんだけお金を払うシステム。たいがい、日本人が海外に行くと、一人前=二人前になので、ひとり旅やふたり旅だと苦労しちゃう。しかーし、ポルキロなら、そんな心配なく、食べられる量だけ食べることができる、ノンストレスの食生活が送れます。

ポルキロにはフェジョン(豆の煮込み)からサラダ、スープ、肉、魚、揚げ物、デザートまでズラーリ並んでいるのが一般的。寿司、うどんや蕎麦などの日本食があることもしばしば。なかにはイチゴの巻き寿司……なんて、ちょいと身悶えするメニューまであるのはご愛敬。「ブラジル人にとっての日本食ってこんなイメージなんだ」と文化理解を深めていただきたいものです。
ブラジルのお酒

ブラジルは、お酒天国!
まずいちばんに知っていただきたいのは「カシャーサ」(ピンガとも言う)。サトウキビを原料とする蒸留酒。これをカイピリーニャというカクテルにして飲むのが、一般的。しかーし、このカクテルには恐ろしい(?)別名がっ。それは「田舎者」。砂糖とライムで飲みやすーく爽やかに仕上がったカイピリーニャ。野暮なうっかりさんは、カシャーサの度数の高さを忘れて飲み過ぎ、へべれけになってしまうのだよ、という意味。脱田舎者をはかるのなら、自分が呑まれるためではなく、相手を酔わすためにこのカクテルを使いたいもの。うっしっし。

ちなみに、生ビール=choppiは水代わり。ミネラルウォーターを飲むより、ショッピを飲む。愉快!ユカイ!


我々は、ここぞとばかり、カイピリーニャばかり飲んでたけれど、ブラジルではワインも作っているそうです。(主にイタリア移民が多い南部らしい)飲んでみたかったな。

生活してみて驚くのは、自給率の高さ。食べものはもちろん、フルーツジュースも、ガラナも、コーヒーも、お酒も、何から何まで自国でまかなえるのだ。(実は、服や生活用品もしかり)だから、日本に氾濫する「Made in CHAINA」なんて文字、まったく見かけませんでした。
いざという時に強いのはこういう国です。あとは、この豊かな資源を活かす方法を考えればいいだけ。(在伯の方曰く、「それができないのよ〜、ブラジル人は」)
でもね、先進国になんてならなくていいからね。

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※このページはすべて2008年12月〜2009年1月時点の情報に基づいています。
現在では変更している可能性もあるので、これから行かれる方は必ずそれぞれの公式サイトなどを確認してください。

11/04/25 up